都銀(とぎん:都市銀行)ってどんな銀行のことを言うの?メガバンク・地銀との違いをわかりやすく解説



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都銀(とぎん:都市銀行)」という言葉、みなさん一度は聞いたことがあると思います。

都市銀行は一般的に都銀と略されて使われていますよね。

しかし一般的に使っている割には都銀の定義について正確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。

この記事では都銀の定義や都銀を使うメリットについて解説していきます。

地銀について

地銀についてはコチラの記事で詳細に説明しています。

参考地銀(地方銀行)ってどんな銀行のことを言うの?他の銀行との違いをわかりやすく解説

都銀(とぎん:都市銀行)の定義

都銀とは東京や大阪などの大都市に本店を構え、日本全国で店舗展開を行なっている比較的規模の大きい銀行を指します。

法律上は「都銀」を定義するものはなく、地方銀行と同じく「普通銀行」にあたります。

現在、都銀と呼ばれているのは以下の4行です。

  • みずほ銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • りそな銀行

都銀に明確な定義はありませんが、地銀とは区別されてこの4行が都銀であることを覚えておけば良いでしょう。

 

都銀(とぎん:都市銀行)とメガバンクの違いとは

都銀とよく似た言葉に「メガバンク」という言葉がありますね。

メガバンクとは巨大な資産や規模を誇る銀行やそのグループを指します。

実はメガバンクという言葉にも「いくら以上資産がある」、「支店が何店舗以上ある」など明確な定義はありません。

メガバンクという言葉はみずほ銀行の誕生を機に使用され始めた言葉で、一般的には下記3つが3大メガバンクグループと言われています。

  • みずほ銀行を中心とするみずほフィナンシャルグループ
  • 三井住友銀行を中心とする三井住友フィナンシャルグループ
  • 三菱UFJ銀行を中心とする三菱UFJフィナンシャルグループ

都銀の中ではりそな銀行だけがメガバンクとは呼ばれていません。

 

都銀は先ほどご説明した通り、東京や大阪に本店を構える銀行を指しています。

メガバンクはその中でも規模が大きな銀行やそのグループを指していると考えると良いでしょう。

都銀(とぎん:都市銀行)と地銀の違いとは

銀行には地銀(地方銀行)と呼ばれる分類があります。

地銀とはその名の通り地方に根ざした銀行です。

個人、法人共に地域社会の振興にも積極的に関わりながら経営を行なっています。

そのため、店舗網はその地域を中心に展開されており、都銀のように全国に店舗を構えることはありません。

 

地銀について

地銀についてはコチラの記事で詳細に説明しています。

参考地銀(地方銀行)ってどんな銀行のことを言うの?他の銀行との違いをわかりやすく解説

都銀を使うメリット

都銀を使うメリットはどのような点があるのでしょうか。
都銀利用のメリットを考えてみましょう。

都銀を個人が利用するメリット

個人として都銀を利用するメリットをご紹介します。

1.支店が多い

都銀は全国に支店があるため、全国転勤がある方などはどこに行っても利用できるため都銀の口座を作っておくと便利です。
個人利用の場合は預金の入出金や資産運用の相談、保険の契約などもすることができます。

また、都市部であれば至る所にATMが設置されているので、いつでもお金を引き出せるのが都銀の強みです。

 

2.様々な商品を取り扱っている

都銀は規模が大きいため様々な金融商品を取り扱っている点も特徴の一つです。

特に3大メガバンクグループはグループや親密会社に証券会社や生命保険会社を抱えているため、それぞれの会社から出向した人材が商品の提案を行なっています。

そのためそれぞれの分野の専門家と銀行窓口を通じて利用できる点もメリットのひとつであると考えられています。
また、給与口座として指定されることも多いので、口座に入った給料をそのまま資産運用などの商品に回すこともできますね。

 

都銀を法人が利用するメリット

法人として都銀を使うメリットをご紹介します。

1.支店が多い

個人の場合と同じく、拠点が多い点は法人利用でもメリットとなります。
事業規模を拡大していくと様々な地域で入出金の手続きを行う必要があります。
都銀は全国に支店があるため、取引銀行を増やさずに管理ができます。

 

2.融資を受けると対外的に信用力が高まる

都銀は融資をする際に貸し倒れとならないように厳しい審査を実施します。

都銀から融資を受けるということは都銀がその会社の財務状況について問題が無いとお墨付きを与えたこととなります。
そのため、都銀から融資を受けることで対外的に信用力が高まるというメリットを享受することができます。

 

3.海外進出などのノウハウが豊富

メガバンクは取り扱っている企業が多く、取引事例も豊富にあるため、海外進出などのノウハウが多い点がメリットとなります。
銀行は融資を行う際に、取引先の業績が良くなるために様々なアドバイスをするコンサルタント的な役割も担っています。

その点では経験豊富なメガバンクは頼りになる存在と言えるでしょう。

 

都銀のグループ

都銀のグループについてそれぞれご紹介致します。

みずほフィナンシャルグループ

みずほフィナンシャルグループ


参考
みずほフィナンシャルグループ

みずほフィナンシャルグループはみずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券を中心とする金融グループです。

「みずほ」はみずみずしい稲の穂を表しており、日本を代表する銀行を目指すという意味でつけられました。

みずほ銀行は第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行の3行合併により
誕生した銀行です。

合併した3行はいずれも歴史が長い大銀行であり、3行の合併は世間を驚かせました。

特徴的な点は宝くじの販売を行なっている点です。

旧第一勧業銀行が宝くじの販売を行なっていたため、今でもその流れを受けみずほ銀行では宝くじの販売を行なっています。

 

三菱UFJフィナンシャル・グループ

三菱UFJフィナンシャル・グループ


参考
三菱UFJフィナンシャル・グループ

三菱UFJフィナンシャルグループは三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券ホールディングス、三菱UFJリース、三菱UFJニコスを主要5社と位置付けて経営を行う総合金融グループです。

取引先には三菱系の企業が多く名を連ねており、三菱UFJフィナンシャルグループだけでなく、三菱グループとしての強みを発揮しています。

 

三井住友フィナンシャルグループ

三井住友フィナンシャルグループ


参考
三井住友フィナンシャルグループ

三井住友フィナンシャルグループは三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券などを傘下に持つ金融グループです。

同じ三井住友系の名称で”銀行”がつく「三井住友信託銀行」がありますが、こちらは三井住友フィナンシャルグループの傘下ではなく三井住友トラスト・ホールディングスという別の持ち株会社を設立しており、三井住友フィナンシャルグループの一員ではありません。

 

りそなホールディングス

りそなホールディングス


参考
https://www.resona-gr.co.jp/

りそなホールディングスはりそな銀行、埼玉りそな銀行を傘下に持つ金融グループです。

「りそな」とはラテン語で「共鳴する」という意味があり、お客様の声に耳を傾け共鳴するという理想に近づくために「りそな」という名前がつけられました。

りそなホールディングスはみずほフィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループに比べると規模が小さいため、メガバンクグループとは呼ばれていません。

りそな銀行のオリジナルキャラクターの「りそにゃ」は2017年のゆるキャラグランプリ(企業部門)で人気となるなど人気のキャラクターとなっています。

 

都銀(とぎん:都市銀行)について まとめ

都銀についてご紹介しました。

都銀は全国展開をしており、日本のどこでもお金を引き出すことができるため便利な銀行です。
生まれた地域に大きな地銀がある場合は都銀の口座を持っていないという方も多いのでは無いでしょうか。

地銀と都銀の口座をそれぞれ持っておくのも便利なので、口座を開設してみても良いと思います。

都銀への転職

都銀のような大手金融機関への転職は転職エージェントを活用しましょう。詳細はコチラの記事でまとめいます。

参考転職エージェントおすすめ13社!キャリア別に実際に利用した転職成功者が詳細に紹介

 

 

2 COMMENTS

名無し

本文から引用。
“三井住友フィナンシャルグループは三井住友銀行、三井住友信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券などを傘下に持つ金融グループです。

よく三井住友信託銀行は三井住友フィナンシャルグループの傘下の企業であると勘違いされていますが三井住友信託銀行は三井住友トラストホールディングスという別の持ち株会社を設立しており、三井住友フィナンシャルグループの一員ではありません。”
引用終わり。

三井住友信託銀行の記述、矛盾してますね。

アバター画像 ハジメ

ご指摘ありがとうございました!!

間違いがありましたので修正しております。

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